EgofiLter出演記録

EgofiLter 10th job

からゆきさん

2018.12.21(Fri)~25(Tue)

@下北沢OFF・OFFシアター


―ポンティアナックはプルメリアの

花の香りと共に現れて、腐臭と共に去ってゆく―


カリマンタンの西の端。

オランダ人達が“ボルネオ”と名付けたこの島の西端に、

彼らが暮らす街がある。

街の名はポンティアナック。

現地の言葉で「子供を身篭ったまま

死んでしまった女の幽霊」という意味で、

島の初めてのスルタン(王様)がこの地で

その幽霊を目撃したことに由来するそうだ。


この街の片隅には太平旅社という建物がある。

遠い昔に日本から連れてこられた

「からゆきさん」という老婆が営む娼館だが

今はその体を失い、華僑の女達が

同胞に酒を出す店になっている。

日本人がこの街からいなくなったからだ。


窓から見える海の、水平線の遥か彼方にあるであろう

廈門(アモイ)の港に思いを馳せる華僑の女達と、

同じ景色を見ながら

遠き日本への望郷を募らせる老婆。

南方の海で一攫千金を目論む

日本人の青年・井関と、その相棒の華僑の男・林。


「上陸許可料100ギルダー」

破格の上陸許可料を設定し、400年に渡り

この地を植民地支配するオランダによって

極秘とされた南アジア最後の金脈

「ボルネオ島」の激動に翻弄される流浪の民達。


1935年 宴の渦中

1941年 オランダの支配の終わりと入れ替わるように舞い降りた絶望の始まり

1944年 ポンティアナック事件

そして

1945年 全てが終わる


EgofiLter第10回本公演 からゆきさん


EgofiLter anotherworks12

かりそめ/てんじく

2018.2.3(Sat)~2.4(Sun)

@東中野RAFT


生活保護受給者しか居ない街で

生まれ育った、‪働く事を知らない女。‬

彼女はその生涯における

たった一人の友人の為に全てを捧げ、

そしてそれ以外の全てを海へ流し

この世の中から消え去った。

「ねえ知ってる?

 下水道に流れた汚物はね、

 海に辿り着く直前に

 終末処理場ってところに

 流れ着くんだって。

 そしてそこで全てが浄化されて、

 綺麗になって海にね、

 注がれていくんだよ」


【撮影】郡司恵


EgofiLter 9th job

Béranger

2015.5.13(Wed)-17(Sun)
@シアター711

1940年ルーマニア
ファシズムの熱に浸食される国
大ルーマニアの崩壊 暴君カロル二世 鉄衛団
青年ウィジューヌ・イヨネスコの冒険は
後に誕生する劇作家イヨネスコの作品の原点を辿る旅


「椅子」「授業」「犀」そして「無給の殺し屋」

………ベランジェ!


【撮影】一澤洋平


EgofiLter 8th job

夜ノ森/チェレンコフノ光ニツイテ

2014.5.21(Wed)-25(Sun)

@下北沢シアター711


福島県双葉郡富岡町。

津波によって全てが流された町。

放射能汚染により町の全域が立入り禁止の警戒地域となり

バリケードで封鎖され3年間が経過した町の一角で、

息を潜めて生活する一人の男の眼前で行われる

原発観光ビジネスへの違和感。

そして現在も存在する戸籍を持たぬ自由人

「サンカ」への叶わぬ郷愁。

2014年の福島と日本の現状に足を今踏み入れる。


【撮影】一澤洋平


EgofiLter another works8

てろめあ

2014.2.20(Thu)-23(Sun)

@渋谷ギャラリー・ルデコ5


群馬県邑楽郡大泉町。

全人口4万1000人の約14%が

ブラジルとその近隣諸国出身の日系人というこの街には

ブラジリアンタウンと呼ばれる小さなブラジルがある。


日本の片隅に存在する、地球の真裏から切り取られ貼り付けされた

かりそめの空間に舞い戻ってきた一人の女はこの街の出身で

行ったこともない祖国に思いを馳せることもなく、

都会に憧れる一般的な日本人の少女と同じように

高校卒業後に夢を追い求め上京したが

夢破れ故郷に帰った今、胸の中に秘めるのは祖国への強い望郷の思いである。


だがその思い自体がかりそめなのは本人にもわかっている。

自分の故郷はこの切り貼りされた小さな街以外は何処にも存在しないのだ。


【撮影】一澤洋平


EgofiLter 7th job

Over The Line

2013.6.26(Wed)-30(Sun)

@下北沢シアター711


東京都江東区東陽。

現在はなんの変哲もない住宅地となり

その面影は一切消し去られているが

半世紀と少し前、そこは洲崎パラダイスとよばれる

遊郭の町であったという。


昭和25年。終戦後の激動期の東京。

最後の遊郭街洲崎で夜毎繰り広げられる偽りの饗宴を描く。


【撮影】林亮太


EgofiLter 6th job

UndergroundStates

2012.9.13(Thu)-17(Mon)

@下北沢シアター711


​一次産業の機械化と不況の影響により

衰退の一途を辿る神奈川県港湾のドヤ街。

いつしか街から若い働き手は姿を消し、

緩やかに終焉が迫りつつある環境を受け入れざるを得ない

かつて労働者だった老人達。

誰もが息を潜めながら肩を寄せ合い暮らす湿った街。

貧困ビジネスに金の臭いを嗅ぎつけ群がる

福祉ゴロ、人権屋、賭博師、そしてその中に潜む逃亡者。


​【撮影】林亮太


​​EgofiLter another works3

EgofiLterの授業

2012.5.25(fri)~27(sun)

@茅場町MAREBITO


【作】イヨネスコ

【構成・演出】関大輔


【出演】

年代果林 仲路末平 ふくしまえみこ

下尾里美 大迫健二 杉田有司 関大輔


【撮影】山木尚茂